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ユンディ・リのピアノリサイタル
前回の記事はどこへやら。かなり長いのでご了承ください。


10月7日、横浜みなとみらいホールでユンディ・リを聴いてきました。C席5000円。5000円というのは僕にとって一つの演奏会に出せる最大の金額です。その期待たるや、まさに夢見るアンディさん以上。ユンディ・リといえば、ショパンコンクールの15年ぶりの覇者(註1)。ミュンヘンで聴けるかと思いきや公演キャンセルで返り討ち、今度ばかりは何としてでも聴くつもりでした。

演奏会客席レビュー



演奏曲目はこんな感じです。
  • モーツァルト、ピアノ・ソナタハ長調K.
  • シューマン、謝肉祭
  • リスト、スペイン狂詩曲
  • ショパン、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ですが、もう時間が経ったことですし、今更ディナーミクがどうだのあのフレーズのペダルがどうだのといったことには触れません。それよりも別に書くことがあるのです。

僕の座席はピアニストの顔を正面から拝める右手奥の席でした。もちろん音響的には悪いのですが、ピアニストとの距離が近いというのはいいものです。他のお客さんの態度が気にならない分、鑑賞に集中しやすい「穴場」です

ところが。
リサイタルが始まってしばらくすると、二人のコソコソ話が聴こえてきました。僕のすぐ真後ろの席に、学校に入って間もないくらいの小さな姉妹(註2)が座っていたのです。
「ねぇねぇ…」
「あ…」
「あそこ、ほら…」
「そうだ!」
「よーし…」
こんなのが演奏中に断片的に聴こえて来ます。あのね、おねぇちゃんたち、このコンサートはね、お兄さんは半年も楽しみにしてたんだよ?うんと遠くから横浜まで来たんだよ?5000円も奮発したんだよ?静かにしろよコラ。。。

そんな願いも空しく、なにやらジッパーを開ける音。どうやらミニバックをお持ちのご様子です。リサイタルは続き、シューマンの幻想的な世界が広がり、いかにもプロ中のプロという極上のトリルが響く会場、それをぶち壊したのはやはりその姉妹でした。
ピコ・ピコ・ピコーン!
…う、うそでしょ?
ゲ、ゲームですか!?ユンディ・リのリサイタル中にゲームですか?しかも音付きですか??マジで前代未聞です。てか親は何をしてるんでしょうか。寝てるのでしょうか。どうせなら子供が寝てて親が起きててください。


ゲーム終了、そして前代未聞の設備のイス


「あ…」(カラン・コロ・カラーン!)
「落ちちゃったよ…」
「取れる?」
「うーん、取れない…」

ふぅ、良かった良かった。ゲームが始まってから割とさっさと終わってくれて助かりました。こんなにうれしいゲームオーバーは初めてです。しかし、その程度で油断した僕がバカでした。敵の戦闘力はその遥か上。なんと退屈しのぎが、僕のイスを蹴りだしたのです。
(ガッ!ガッ!ガッ!)
本気であり得ません。ユンディ・リのピアノリサイタルは、座席にリズムバイブが付いていました。怒涛のシンコペ、変拍子、うぉぉぉ、誰か何とかしてくれ~。そしてようやく、シューマンの熱烈なクライマックスをもってインタミへ。


万来の拍手でユンディ・リは退場。さて、しかしここからが本当の戦いです。


常識はずれの元凶


インタミで会場が明るくなるなり、姉妹の隣の隣に座っていたおばさんが叫びだしました。
隣の隣「ちょっと、あんたたち、ここを何だと思ってるの!?ゲームやるんだったら外でやりなさいよ!!」
姉妹「・・・・。」
隣の隣「(姉妹の隣の若おばさまに)あなた親でしょ?どうして注意しないんです!?」
若おばさま「いえ、私一人で来たんです。この子達、私知らないんですよ」

え?知らないの?こんな子達が二人で来るわけないじゃんか。

怒り心頭の隣の隣おばさんは、外に出て係員を呼んできて事情説明。若おばさまは気まずくなったのかどこかに姿を消しました。てか知らない子でも注意してほしいんですけど。

後で分かったのですが、この姉妹を連れてきたのは彼女らのおばあちゃん。で、おばあちゃん曰く、自分だけ1階席に座り、姉妹をC席に置いておいた、と。本気で信じられません。保護者でしょう?子供を保護できないなら、せめて僕のイスを保護してください。


大団円?


結局、事態はおばあちゃんが姉妹と一緒に座り、1階席には隣の隣おばさんが座ることで一件落着。まぁ寛大な措置でしょう。ちなみにおばあちゃんが来てから、インタミ後の部では姉妹はまったく静かでした。演奏終わって後ろを見たら二人ともすやすや眠っていました。

この寝顔見てると怒る気力失せるわ…。

ところで、演奏会には暗黙のルールが少なからずあります。不慣れな人は慣れた人と行って教えてもらう機会があってもいいでしょう。日本の常識がヨーロッパだと通じなかったりもしますので、気をつけたいものですね。



註1:ショパンコンクールは、たとえ「最優秀」でも絶対的基準を満たしてなければ1位を与えられないコンクールなのです。さすが世界最高峰。
註2:未就学児は演奏会に入場できません。これで未就学児だったら大問題でしょうが、果たして。
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【2005/10/30 23:55】 日常 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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