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非・読書のススメ
先日、駒場生協でこんな本を見つけました。

「毒書案内―人生を狂わせる読んではいけない本」




見るからに刺激的です。実際に手に取ってみたのですが、読んだことのある本が結構紹介されていてビックリしました。どうやら僕の人生は既に相当狂っているようです。


ちなみに教養学部が出しているこの本にも、同じように「読んではいけない本15冊」という特集記事があります。




禁断の果実にこそ人は手を伸ばしやすいということである種の商業戦略なのかもしれませんが、手放しには喜べないブックガイドだな、と思ってしまいました。



何事にもプラスとマイナスがある、と当たり前のように言うが


人は、何回も同じ映画を見て違った感想を持つことを、その映画の「様々な面を発見した」ように感じるが、実際はそうではない。一度観るたびに人間の脳が変化するから、当然受け取り方が違うのだ。

…と、こんなことを養老孟司が何かの本に書いていた気がします(←うろ覚え)。情報は普遍のもの、ただし人間が千差万別・諸行無常だから「価値観」が生まれる、ということでしょうか。


そう考えると本を読むのもある意味怖いものに思えてきます。教養のために「傑作」を読め、など、冗談じゃありません。どれほどの「傑作」が、どれほどの毒を含んでいることか。「教養のためになる本」をひたすら読んだとして、それがもたらすものは果たして「教養の向上」に留まってくれるでしょうか。むしろ、何か決定的に人格を歪めるものになりはしないでしょうか。


ちなみに、読書マラソンと称して生協からいくつもの本が推薦されていましたが、その中に太宰治の「人間失格」があり驚かされました。間違いなくすごい本だとは思いますが、僕はこれは絶対に人に薦められません。僕は高校のときに読みましたが、本を読まなかった当時としても結構衝撃だっただけに、今こんな危険な本を読んだらそれこそ何をしでかすか分かったものではありません。いつか読み返したいですが、当分本棚に隠しておくことにしています。


親が薦め、先生が薦め、誰もが認める「教養の源」、読書。それが最近少し怖くなってきました。名作はやめて、しょーもない本、読もうかな。
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【2006/01/21 20:58】 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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