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現代の祈り~高輪教会
先週の木曜日、学科の友人と昼食を取って外に出たら、冬の抜けるような青空が目に飛び込んできました。

僕「わー、すごいいい天気!」
友人「ほんとだね~」
僕「決めた!これから品川に行く!
友人「はぁ??」


空を見てから10秒で決心とは、我ながら行動が慎重を極めています。当然何も準備してませんでしたが、研究室のパソコンから地図を印刷し、たまたま居合わせたその場の友人にカメラを借りて、品川に出かけることにしました。


前々から気になっていた建築があったのです。



高輪教会


日本にはキリスト教徒はカトリック、プロテスタント合わせて1%程度。したがって教会建築は数が非常に限られていて、大きさもそれほど大きくありません。しかし安藤忠雄の「光の教会」を初め、日本の教会は意外と名作があります。


品川にある高輪教会も、カトリックという古くからの伝統と現代建築のコラボレーションの名作。一度行ってみたかったんですが、やはり実際に見ると違います。


カトリックとプロテスタントは教義が違うように、建築もまた違ってきます。非常に乱暴にまとめれば、プロテスタントが質素で建設費を浮かし、また適度な明るさを持つなど「利便性」を重視するのに対し、カトリック建築は「祈りの空間」としてのデザインなど「宗教性」を重視し、絢爛豪華な建築も少なくありません。(註1)


高輪教会はカトリックの教会。これはゴシック様式で天井の模様だったリヴ・ヴォールトを、レーザー光線でカットした鉄骨という現代の最新技術で表現しよう、という発想。素材が違うだけでここまで印象が変わるのか、と驚かされます。


例えば、屋根はこんな感じ。




ただでさえ金属でメカニックなのに、上から光が入ってきてさらにギラギラして見えます。


骨組みの根本は、まさにむき出し。




この構造の力強さ、ゾクゾクしますよね


最後に教会の内観をあげておきます(クリックで拡大されます)。




ちなみに設計は船越徹。敷地や必要性の関係から建物自体が大きくないのが残念ですが、非常に面白い現代建築です。駅から遠くないので、興味のある人は是非足を運んでみてください。



卒業設計


卒業設計ではカトリック教会を扱うことにしました。和洋折衷、新旧混在がテーマです。キリシタン時代の資料からガラスと木の聖堂を作ります。


というとカッコいいですが、いかんせん手をつけたのが遅すぎました。あうあ~。


(註1)最近はエキュメニズムと呼ばれる、キリスト教の各宗派の建築の様式を統一する方向に向かわせる動きもあります。
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【2006/01/26 23:48】 建築・美術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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