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同乗するなら金よこせ!(ベトナム旅行記4)
交通量がハンパないハノイですが、車よりもむしろバイクが多いのです。マナーの悪さもこいつが元凶で、街をリアル・マリオカートにしてくれるのですが、これ、実はこの多くが2人乗りのバイクタクシーです。


街を歩いていると、やつらが声をかけてくる。

ドライバー「オートバイ、オートバイ?」

ったく、余計な日本語覚えやがって( ̄〇 ̄;)。


目的地と料金を交渉して、成立すると後ろに乗っけてもらえるのです。雰囲気的にはタクシーよりよっぽど気軽。ただし、事故とトラブルは要覚悟です。


物好きな僕は、早速乗ってみることにしました。


「英語話せますか?」とドライバーに慎重に確認を取り、ちゃんと事前に料金を設定し、後払いにする。バイクに乗ったことがない、というと、オッチャンは「肩につかまりな」と明るく声をかけてくれました。


どきどきのスタート。


それが。


いや、気持ちいいのなんのって(笑。


信号が少ないから基本止まらない。37度の暑さでも、バイクで風を切れば、炎天下の日差しの中を歩くのと雲泥の差です。ちょっと郊外まで、150円そこらで連れてってくれました。僕に配慮してくれたのか、とっても安全運転。なんていい人。


やべぇ、病みつきになりそう。


しかし、これが困ったことになります。

=============

街を歩いていたら、「ヘイ、俺覚えてない?」とバイクのお兄ちゃんが声をかけてきました。何の嫌がらせだよ、と思いつつよく見たら、2日くらい前に博物館への道を、僕の地図を見て丁寧に教えてくれた人。
ベトナム人「偶然だね、どこ行くの?あ、その寺なら知ってるよ、安くするからさ、送るよ」

提示された額はとってもリーズナブル。お願いしました。

お寺を見学して戻ってくると、外で待っててくれている
僕「待っててくれたの?」
ベトナム人「当たり前だよ、もっと話したいしね。俺たち友達だろ?」


ベトナム英語でニッコリ笑う。


か、かっこいい・・・・。(←バカ)


若くてハンサムでした。どんな人でも笑顔って不思議な力がありますけどね、美人ハンサムの笑顔の破壊力は強烈です。めっちゃいい人そうだし、前に卒論でお世話になった中国人の先輩にそっくり。あああー。


最初はおっかなびっくりで後ろに乗ってた僕も、余裕が出てくるにつれてドライバーと話せるようになってきました。一日の予定を伝えて、感想を話したり、日本のことを話したり。送ってもらい、待ってもらい、列車はチケットの買い方を教えてもらいました。


降りるたびに「料金を」と言うと、「いいからいいから」と遮られる。「見ておいで」と。

===========

最後、「じゃあホテルまでお願い」と言ってホテルの住所を渡しました。そしてバイクは出発。


ところが。


途中、路上で急ブレーキ。何かと思うと携帯電話を取り出します。しばらく大声で話し、そして、曰く。

「ここで降りてくれ」

な、な( ̄〇 ̄;)??
ベトナム人「友達がトラブルに遭った。大至急行かなくちゃいけない、道分かるよね?」
僕「分かった、で、いくら?」

この後の彼の答えで僕は目玉が飛び出るほど驚きます。
なんと、こちらの予想額(相場)の5倍以上。
僕「冗談じゃない、高すぎるよ!」
ベトナム人「高くないだろ!?分かった、まけるよ!」

そう言いつつ値段はほとんど下がっちゃいない。

「日本円でよこせよ!!」

「お前の財布から日本の札が見えた。それでいい!」
(↑冗談じゃない、1万円札だ)


こっちも反論。

相場はわきまえてるし、乗りながら計算もしてきた、負けてたまるか
僕「何言ってるんだよ、旅行者でも相場は知ってる、今日は・・・」
ベトナム人「時間がないって言ってるだろ!!!

この遮り方はもう反則。でも、耳元でガンガン怒鳴られ、胸ぐらをつかまれそうな勢いにまでなる。もう限界。


僕「分かった。でも、これ以上は出せない」

そう言って、相場の倍近い額を出しました。そして財布をしまう


彼は僕の手からお金をひったくるようにして、バイクで走り去りました。


============

「料金はきちんと事前交渉しておくように」

東南アジアの常識です。なのに、つい乗せられてしまいました。彼の後姿が消えてから、いままでの笑顔や親切は全部お金のためだったのかと思うと、すごく空しくなりました。


そして、その後考えてみると、ぼったくられたとはいえ僕が取られたのはせいぜい数百円でした。1日食いつなぐのがやっとな金額。それだけのために人を裏切る生活なんだ。そう思うと、街を見る目が変わります。


公園に行くと、一日中歩き回って絵葉書を売っているおばさんがいます。5メートルおきに座ってミネラルウォーターを並べて売っているおばさんがいます。客引きに余念のない、おびただしい数のタクシーもそう。いつも暇そうに人を待っている。


一日でどれだけ儲かるんだろう?
まして観光客相手の商売じゃ、将来の見込みもない。

やがて年を取って、体力がなくなってくるに従って、脱落していくしかない運命。


人が多すぎるのです。
仕事がなさすぎるのです。
いいのか、これで。


この人たちはこの人たちの楽しみがあることは認めるし、こんなことを書くと資本主義、エリート主義に毒されてる感が満タンだけど、でもベトナムの首都の本当の姿を見た想いでした。


==========


翌々日、歩いていたらまた彼とすれ違いました。のどもと過ぎれば熱さを忘れるアホンダラの僕は、思わず手を振ってしまう。

そして、目が合った瞬間、すべてを思い出す。


0.3秒、お互いめっちゃ気まずくなってすれ違いました( ̄〇 ̄;)。


+++++++++++++


さーて、予定外に長居しましたが、いよいよ首都ハノイを出ます!

とあるベトナム人女性に、「ハノイは一番暗くて哀しい街よ」と言われました。


そうとくればこっちのもの。ガンガンに楽しんできます!!
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【2007/06/04 19:51】 旅行記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ベトナム旅行も根性がいりそうだねw
因みに我が後輩は、フエの出身。古都だから、歴史的な建造物が色々あるみたい。
がんばれ旅人!
【2007/06/05 19:04】 URL | ごきねこ #-[ 編集] | page top↑
ほんと、根性と体力だよ~、でもやつらのいい加減さに慣れてくるとそっちのほうがラクだったりするから面白い!

返信遅れちゃってごめん。
フエには先日行ってきました!ハノイとぜんぜん違うきれいな街(失礼)で、王宮やら古建築やらでめちゃめちゃ楽しかった。掘り出し物聞いておけばよかったかな~w
【2007/06/09 12:24】 URL | Toku #m3xkrDMA[ 編集] | page top↑
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