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東大オケのサマコン
12時に寝て、うなされて起きたら2時過ぎ。寝て2時間でうなされて起きるのは初めてです。ぐすん。。

(以下、東大オケに行ったときの感想です。でもどうにもうまく書けないので近いうちに修正または削除します。よほど興味のある人以外は見ない方がよいと思います。(7月21日))
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東京大学音楽部管弦楽団(以下、東大オケ)のサマーコンサートに行ってまいりました。学生オケだと思って侮る無かれ。僕が大学1年のときの東大オケの定期演奏会、ここで僕ば自分の価値観を破壊されるほどの衝撃を受けました。それ以来M精神でもう何度も足を運んでいるのですが、毎回何かしら「思うこと」をもらって帰れる不思議な団です。

せっかくなので感想を。(なるべくマニアックにならないように書きたいんですけどね)

<曲目>
ドヴォルザーク「謝肉祭」
モーツァルト「交響曲第35番『ハフナー』」
(休憩)
ショスタコーヴィチ「交響曲第5番『革命』」(メイン。50分!)

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かつて僕が団員にその選曲システムを聞いたとき、

「もちろん物理的に不可能なのは除外するよ

と言われましたっけ。ちょっと待て、「革命」は物理的に可能なのか??

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さて、先の日記でもチラッと触れましたが、今回の演奏は早稲田のグリー(以下、ワセグリ)を彷彿させました。いやぁ、あの声は一度聴いたら忘れられないんですよ。

うまい→うまいから出す→出しまくってるうちにうまくなくなる→それでも出す。みたいな。

僕は高校時代からショスタコーヴィチ(以下、ショスタコ)が大嫌いでした。特に「革命」は、ショスタコ最高の名曲とされながらどうしても馴染めなかった曲です。ユニゾンが多すぎるのが苦手で、メロディーラインばかりが際立つから、薄っぺらな印象を受けるのです。この曲でも第1楽章の最強のテーマは全パートユニゾンが延々と続き、第4楽章の盛り上がりでも弦の高音は決して和声的になりません。

ところが、このオケの演奏では、その一本線を徹底的に強調することで「危うさ」を演出したのです。どっちに転ぶか性格が分からない旋律が次々と畳み掛けるように展開されました。学生オケですから不完全さはあって当たり前。問題はそれをどうやってカバーするか(別の聞かせどころを作るか)ですが、彼らはそれを「勢い」でやってきました。それが、攻撃的なのにどこか病的なこの曲の性格にガッチリ結びついた感じがしたのです。

というと褒めすぎですが、正直いろんな楽器のテンポがずれまくっていて、むしろそっちが「危うさ」100%だったのです。しかし、毎回ギリギリのところで面白いように立ち直ります。そこまで含めてすごかったのです。言わば、技術的な危うさまで表現にしてしまうパワーがある、そんな「熱演」でした。

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僕ははっきり言って「熱演」は嫌いです。去年のワセグリもお世辞にも上品とは言えない演奏でした。彼らは全く性格の違う「行進」と「波の墓」(←荻久保和明作曲「縄文」)を同じように「熱演」したのです。

でも今回の東大オケはそうではありませんでした。まずは第1、第4楽章の勢い、危うさ、攻撃性。それが一転、第3楽章では表現技術の高さを見せ付ける、究極の「美」を演出してきました。単にメリハリを付けるとか対比を極端にとかではありません。「自分たちが出来ることが分かっている演奏」だと感じました。これが一番印象的だったことです。

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その他簡単に。



トランペットの最後のハイC、あれはプロでもボロボロになる鬼門中の鬼門のはず(僕のCDも死にそう)。というか、その音がある時点で僕はこの曲が「物理的に不可能」だと思うのですが、見事にやってくれました。正直ビックリ。

全体にホルンが相当足を引っ張りました。かなりうまい人がいるのは分かるのですが、いかんせん曲が残酷すぎます。めっちゃ同情しました(でもそれは楽器を知ってるからだなぁ)。

おそらく演奏自体の完成度が最も高かったのは「謝肉祭」。迫力押しは「革命」もそうですが、ただこっちは関連する比較的穏やかなテーマがそれぞれよく作りこまれて、フレーズ効果や立体感が良かったです。謝肉祭にしても革命にしても、「あ、これってこんなにいい曲だったんだ」と思いました。こういうのが、まさに「来てよかった」演奏会だと思います。

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【2005/07/20 21:00】 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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